2015年1月29日木曜日

DUNU-TOPSOUND TITAN1レビュー「台湾美少女的イヤホン」

1月某日
AofuchiWorks「お、イヤホンのモニター募集!?ためしに応募してみるか~」


なんと当選しました!

というわけで、

DUNU TITAN 1のレビューです!
まずは簡単にはなりますが、メーカー(ブランド)と機種についてのご紹介をしたいと思います。

DUNU-TOPSOUND
有名メーカーのOEM/ODMをしている台湾のTopSoundElectronics社の自社ブランド。
ブランドコンセプトは
「ゼンハイザー社と同等の音質クオリティとMonster社のデザイン性を1/3の価格で」
日本市場では二次元のキャラクターがパッケージとなるDN-17などが2012年秋のヘッドホン祭りで登場。
その後、ハイブリッド型イヤホンのDN-1000によりDUNUブランドが確立された。
(ブランドヒストリーより一部抜粋)

TITAN 1(タイタンワン)
名前はタイタンですが、13mmのチタン(チタニウム)製ダイアフラムダイナミックドライバ搭載のモデル。

スペックは

ドライバー:チタニウム製ダイアフラム ダイナミックドライバ 13㎜
感度:90±2db
インピーダンス:16Ω
再生周波数:20Hz - 30kHz
コード:1.2m
プラグ:3.5mm
重量:18g
(商品紹介ページより抜粋)

感度が90±2dbと普通のイヤホンより低めなのが特徴的だと思います。
AK100MK2のホワイトノイズを感じなくて済むのでありがたいです。
しかしiPod touchでも問題なく鳴らせますのでご心配なく!


ではレビューへいきたいと思います!
他の写真は最後にフォトギャラリーとして載せてあります。

①見た目
カッコいいと思います。
左右を表す赤青もアクセントとしての効果がありデザイン性と実用性を良質していると思います。
欲を言えば鏡面加工みたいにもっとピカピカだったらさらにかっこいいと思うのが残念・・・


②音質
楽しく音楽を聴かせてくれるバランスが良い優等生型だと思います。
ユニット数が少ないBA型のイヤホンであるような音のピークがなくまんべんなくどの音域も鳴っています。
なのでヴォーカルがやたら目立つといった感じではありません。
普通のアニソンからハードコア、MQS音源のチャイコフスキーまで聴きましたがそつなくこなしてくれていると思います。割とオールマイティだと思います。

また、BA型では別ものになってしまうエレキギターや演出で使われるノイズの鳴り方、低音の存在感や深さはダイナミック型のよさですね~。
※D型が久しぶりな人の感想です

ちなみに普段BA型で慣らされた耳でも違和感は感じませんでした。


では少しだけですが細かくみていきましょう
<高(中?)音域>
クリアで伸びます、しかも刺さりません。
女性ヴォーカルもいけちゃいます。
普段使っている機材だとキンキンする曲も不快感が少なくなってます。

<低音域>
特にベースがうまく表現されているように感じます。暴れたり膨張もしてません。
またsupercellの「君の知らない物語」といった女性ヴォーカル+バンドという形では低音部がヴォーカルをスポイルせずかつ奥で土台のようにでているのがわかります。
紹介文にあるようにドラムとかは弾んでるように聴こえました。
迫力のいる曲もいい感じです!

<空間>
狭くはないと思います。


③装着感
イヤーピース(ステム)を差し込みつつボディ(?)を耳のくぼみにはめるため形があえばばっちりだと思います。
自分の場合は若干イヤピ部分に圧迫感はあるものの長時間でも問題ありませんでした。

イヤーピース選びは小さすぎてもピンポイントに刺激を与えてしまうリスクがあるのでしっかり合うものを探した方が良いと思います。
自分の確認した範囲ではスパイラルドット、コンプライの400や500、ソニーのノイズアイソレーションイヤーピースなども装着可能です。
※流用によって万が一のことがあって当ブログは保証しません自己責任でお願いします。

ちなみにコンプライTSを試した際は音が落ち着いてヌケの良さが損なわれた気がしました。
イヤーピースによる音の変化が大きいようですね(要検証


④遮音性/音漏れ
イヤピースによりけりな面もありますがあまり遮音性はよくないと思います。
それでもコンプライなどに変更すれば向上します。

また音漏れはしています
ためしに普通に聴いている音量で机に置いておいたら少し聴こえてくることが・・・
電車の中での使用は要注意だと思います。友だちがいるときに確認してもらうのがベストですね。

また音量は気持ち大き目で鳴らした方が惹きたつと思います。


⑤こんな人におすすめ!
・たまにはD型を聴いてみようかな~という安価BA機ユーザーの方
・聴く音楽が幅広い方
・一部の音域が強調されすぎは嫌な方
・とりあえず1万円台のイヤホンが欲しい方!


⑥総評
今までOEM/ODMでノウハウを蓄積してきたメーカーのすごさを感じました。
1.5万で充実した付属品、そしてバランスの良いサウンドはトータルで優れている思います。
まるで台湾美少女のようなものだと思います。ただちょっと「何か」地味系・・・?
(男子の皆さん、台湾美女の写真を一度は見たことあるとシンジタイ)

1.5万前後で買える機種で有名どころは遮音性のSE215SPE-Aと見た目のBeats tourの2トップ
その後ろを知ってる人は知っているHeavenⅣやKlipsh X10が追うという構図に思います。
上にあがってる機種に対抗するためには、例えば話題性とかもうちょっと「何か」が必要な感じがするのも事実です。
これが本格的なイヤホン入門用の価格帯の難しい点でしょうか?
(今回のモニターレビューで台湾美少女のように話題になればいいかも!?)

と最後の最後に暗い話になってしまいましたが、
DUNU-TOPSOUNDは「DN-2000」の上位機である「DN-2000J」を発表済みのため、これからが楽しみなブランドでもあります。なので当機も含めまだまだこれからだと思います!
今後の活躍に期待ですね!


レビュー環境
DAP:AK100MK2
音源のファイル形式:ALAC(CDからのインポート)
音源:やなぎなぎ(女性ヴォーカル)、ONE OK ROCK(男性ヴォーカル、ロック)など
比較対象:ATH-IM02(デュアルBA)



<フォトギャラリー>

箱を開くとこんな感じです

ご対面!普段のメインイヤホンの方が高いのにこんな演出はありませんでした・・・

イヤーピースはこの3種類を各3サイズ付属

3.5mm-6.3mm変換プラグと服ケーブルをそわすためのクリップ

箱の内部はきちんと仕上げが異なっています

これがなかなかありがたいんです!

まとめるときに役立ちます!
内側には穴が開いています

使用イメージ

今回偶然にも見つけたモニター募集、しかもそれが今年初買いとして検討していたDN-2000を取り扱っているSOUNDEARTH様だったという個人的には運命的な展開でした。
それがまさか選ばれてブログ開設から1年たたずにモニターレビューができるなんて幸せな限りです。

SOUNDEARTH様(株式会社ECスタイル様)、この場を借り致しましてお礼申し上げます。
ありがとうございました。




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同日18:30 誤字脱字再度確認、加筆修正、タイトル加筆
2月18日 第2弾のレビューリンク追加